テキサスホールデムと名勝負
ポーカーの中でも怒涛の逆転劇や心理の読み合いが繰り広げられるテキサスホールデムでは、プレイヤーの間で数々の名勝負が生まれてきました。
そのうちの一つが、2006年ポーカー世界選手権におけるとあるサブイベントのファイナルテーブルです。
プレイヤーA氏にはAA、プレイヤーB氏には72oが配られました。
AAは最強のワンペアで、72oは絵柄の違う7と2、つまりはストレートも作れないどんなに幸運が来なければ勝てないような最弱の手です。
即降りそうな組み合わせですが、B氏はレイズを選択しました。
さて、フロップで配られた3枚のコミュニティカード、それは7、7、Qです。
勝つ確率もA氏とB氏が一気に逆転しました。
ターンで配られたカードはクラブの3です。
両者の間に駆け引きが繰り広げられます。
このままですとB氏がそのまま勝利しそうなものですが、ここで大どんでん返しが起きるのがポーカーの面白いところ、リバーで配られたカードはなんとA、確率にするとわずか5%を引き当てたA氏が逆転勝利を収めました。