ルーレット族とはどのような人たちなのか

とある漫画が大ヒットした影響を受け、週末深夜の山や高速道路では走り屋が集結し、走りの技を競い合っている光景が2000年頃代まではよく見かけられました。
その中でも、首都高速都心環状線を拠点に、ルーレットのようにグルグルと一周するタイムを競い合っているグループがルーレット族と呼ばれる人たちです。
彼らはスポーツカーやセダンなど、高排気量な車を用いています。
エンジンやマフラー、足回りなどを改造しており主に集結するのは、芝浦パーキングエリアなど都心環状線に近いパーキングエリアです。


ここを出発点とし、深夜の都心環状線を時速200km以上、果ては時速300kmを超える猛スピードで駆け抜けていくのです。
首都高速都心環状線はカーブが多く、しかも一般車の合間を縫って走らなければならないことから、とりわけ運転技術が高く無いと走り抜けられない場所です。
現在では警視庁の取り締まりも功を奏し、全盛期の10分の1にまで人数が減少しています。