宝塚で公演されたブラックジャック

手塚治虫のブラックジャックを題材にした宝塚歌劇は、これまで幾度か上演が行われてきました。
初めて上演が行われたのは今から20年前の1994年のことです。
このときのストーリーや登場人物は、ブラックジャックとピノコ以外、全て演出家によるオリジナルで設定されたものです。
宝塚大劇場と東京宝塚劇場で上演され、今や女優として活躍している真矢みきや愛華みれが男役で出演したことでも知られています。


2013年にも宝塚で上演が行われました。
こちらは雪組の女優が出演しストーリーも一新、梅田芸術劇場において9日間、日本青年館において6日間のスケジュールでそれぞれ上演が行われました。
ストーリーは、無免許で手術を成功させる医師、ブラックジャックのもとに訪れた普通の体じゃないバイロン侯爵が、自らの身体で恋人のカテリーナを助けてほしいと依頼にきたところからはじまります。
今回ブラックジャック役を演じた未涼亜希さんは20年前の上演をきっかけに宝塚へ進むことを決意したエピソードが有り、なんとも運命的な縁を感じさせずにはいられません。